紙コップアート パンダ組さんの場合

多分人生で白い紙コップにこれほどまでに囲まれることは、無いのでは?   お部屋に準備されたホースのようにつながった紙コップを見ただけでウキウキのパンダ組さん。講師の先生からお話を聞いた後は、思い思いの場所と方法で紙コップを積み上げ始めました。わたくしもおちおちしていられません。よく考えて動かないと、みんながせっかく積み上げた紙コップのタワーを崩してしまうからです。

そして、あぁぁぁなんでそこで紙コップ積み上げちゃったかな・・・壁に向かって積み上げていて、写真が後ろ姿ばっかりな・・・お友達がいた・・・、急遽お隣の部屋からパチリですが、ご本人たちは、一向に気にならぬようです。それだけ集中したのでしょうね。

 

紙コップアート こあらぐみさんの場合

こあらぐみさんも本日は、紙コップアート。ちょっとソロリソロリと積み上げます。はじめは、四段くらいのお山をたくさん作っていく戦法を取るのが多いのは、身長的なものなのか・・・。時間の経過と共に身長を超えるか、超えないかあたりのお山が増えてきましたが、こあらぐみさん真剣な顔で終始紙コップを積んでいました。しかし、崩れてしまうとちょっとへこむ・・・そしてお友達の積んでる姿を見て、また自分も積み始める・・・。その繰り返しでお部屋のあちこちに三角の山が出現しました。最後のお片付けは、コップアートを崩して、今度は全部を横向きに重ねて大きな輪が出現。とても楽しいアートの時間をすごしました。

 

白い巨塔だらけ

本日の造形は、「紙コップアート」。インスタレーションです。(インスタレーション (英語: Installation art) とは、1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。) 

紙コップは、4000個用意されていて、壮大なものとなる予感はしていましたが・・・。スゴイ、キリン組のお部屋が真っ白なアート空間に早変わり。みんな紙コップの積み方に慣れてくると、アッという間に積み上げます。もちろんその途中にはいろいろな要因で雪崩が起きているのですが・・・。そんなことは気にしていられなくなっているのでしょう・・・みんな夢中になっていました。本当はこの画像のもう数秒先のところで全員でこっちに向いて記念写真が撮りたかったのですが・・・、その時と思ったときにある種の臨界点がきてしまいました。崩れるというか解けるというか、溶けるというか・・・目にもとまらぬスピードで床一面が真っ白なコップで埋め尽くされてしまいました。  大人の私は、ちょっと切ないため息・・・、ですが、きりんぐみさんたちは、アハハハッ!と大笑い。なんとも儚いゆえに美しくて楽しい時間を共有いたしました。